読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

手から手へ

神奈川県に住んでいる長女が孫娘を連れて遊びに来てくれた。早いものでもう3歳になった。住まいが海に近いので肌が黒光りしている。はじめはちょっと警戒しているようだったがすぐに膝の上に乗っかってきてくれた。意外に重い。せんべいをポリポリ食べ、我が家のスコティッシュテリアの黒い背中やしっぽを楽しそうに触って遊んでいた。

ラッシュアワーを避けたいと早めに帰り支度になり、近くの駅まで送っていったが途中で下から小さなかわいい手が伸びてきた。そーと触ると手の中にすっぽりくるまってしまうくらいかわいい手だった。

ごつごつした手を握る。時々体が固まってしまう。以前は手をつないで街を歩いた。そんな記憶は遠くなってしまった。妻がパーキンソン病になってから数年になった。

バトンタッチ、素手がリレーしてくれている。