本とうのやすらぎ

本棚の前に立って本を眺めるとき、心が落ち着き時間の経過も忘れかけてしまう。
図書館の本棚は、ことに静かで空調も効いていて絶好の場所だ。
古書店の本棚は、独特の香りが漂い、奥で主人らしきめがねをかけた人の目線が気がかりで、時間をかけられない。
その点、ブックオフの店はにおいもしないし、目線も感じられない。時間も好きなだけかけられる。だが、背中を容赦なくぶつかる人がいる。
最下段の本を探しているときは、特に注意が必要で、本棚に平行になりお辞儀をしなければならない。
我が家の本棚はごく狭い。床に積んでいる方が多い。文庫、新書、ハードカバーや雑誌と分類してある。だがしばらくたつとそれも崩れ、ひんしゅくの目線を感じ、家内にお辞儀をしてしまう。
昔、Macを初めて買った頃はMosaicなるソフトがあって、受話器を用いてガーガーガリガリとやっていたが、最近はAmazonブックオフもオンラインショップがあり、ヤフオクでも本が買える。便利な世の中になったものだ。
これらに注文し、送ってもらい重宝しているが、家に配達され、運良く自分が受け取たときは、その幸運を神に感謝している。運悪く家内が受け取ったときは、またお辞儀をしなければならない。
そんなときはモンテーニュの『エセー』を開き心の安らぎを求める