ドンブリの中から

時折、長崎ちゃんぽんが無性に食べたくなり、リンガーハットに駆け込む。
白濁のスープを最後の一滴まで腹の中におさめたい。
キャベツ、タマネギ、カマボコ、サツマアゲ、最近はエダマメのかわりにキクラゲが入っている。大歓迎、あのコリコリが大好きだ。
我が家の近く、私鉄駅前に九州料理を看板にする居酒屋ができた。昼食時には長崎ちゃんぽんのノボリが立っている。
具だくさんでおいしい、ユズコショーを勧めてくれるのもうれしいが、リンガーハットの1.5倍を財布から出さなければならない。
昔々、原町田駅の線路際に小さなチャンポン屋があり、足繁く通った。「長崎の人?」とおばちゃんから声がかかったが、残念ながら赤羽に人だった。
最近、チャンポンを見ていると、「あんた、ただ好きなオヤジか」「作ってみない?」となにやらドンブリの中に引きずり込まれそうになる。
いやいや、「1.5お願い!」と注文する方がいい。