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全12章から成っているが、それぞれ本にまつわる話で連携があるものの、それぞれが中途半端に終わっている。
出てくる作家、書名も世界にわたり、架空というかでっち上げられたもののようだが、実在してそうな気がするから不思議だ。
本を読む目的は、氾濫する文字の水面から、言葉の配置、アレゴリー、論理の道筋、構文上の関係を識別する作業から何か新たな発見を期待することにある。とは第11章に書かれてあったが、平野啓一郎『小説の読み方』にも、
​小説の機能    どういう意味を持っているのか
        ある小説が、作者と読者との間で持つ意味である。
        「この小説は、読者に対してどんな意味を持っているのだろう?」
        「自分は、この小説と出会ったことで、どう変わったのだろう?」
        「作者は、この小説でどんな考えを深めたのだろう? 」
第12章で男性読者と女性読者が夫婦になっている。ここは中途半端ではなかったが、アドミッラの読み方をしていた。