似たような読書体験

失われた時を求めて』を読んでいたら、似たような読書体験を思い出した。

ピンチョン『重力の虹』だ。主題の展開はさほど感激がなく、名言もなく、気にとめることもなく延々と続くが、引用や比喩が読書を進めるにあったって重要な役割を担っている。

プルーストは古典文学、絵画、音楽、料理など濃縮なエッセンを醸し出してくれるが、ピンチョンは著者の知識のおもちゃ箱をひっくり返したようだ。