逃げ去る女、永遠に・・

「私」の性格は、心に思っていることの反対を言ったり、手紙に書いたりする。
といわれても、相手は理解出来ないに決まっている。
 
そのあげく、ヨットやロールスロイスで釣ろうとしても、「別れて別々の生活をした方が良い」などと言われてきたアルベルチーヌがおいそれと戻るとは思えなかった。
そして、永遠に逃げ去ってしまった。
 
「私」が「結局、信頼と言い、会話と言っても、ごく平凡なもので、それが不完全であろうがなかろうが、大したことではない。要はそこに愛が混じっているかどうかであり、その愛が神聖なのだ」と述べているのをなぜ素直に打ち明けられなかったのだろうか。
 
「愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。」と聖書にも記されているではないか。
 
お金や地位が有り余ると、上から目線、高ぶるのだ。