f:id:altakahiro:20180808200242j:plain

一冊の書物というのは広大な墓地だが、そこにある大部分の墓石の上にある名前は消え去って読むことも出来ない。
 
プルーストの総括が始まった。
かつての土地、マドレーヌ、音、祖母、アルベルチーヌ、サン・ルーの死、戦時中でありながらシャルリュス男爵の享楽。
 
時間と伴にその記憶も薄れてゆく。
子供の頃、母から読み聞かされたジョルジュ・サンドの『フランソワ・ル・シャンピ』の楽しい思い出。
 
広大で重厚な作家心得、小説作法は何度も読み返しながら徐々に進んでゆく。
 
アンパンもいろいろあるが、ここまで濃厚なあんこがよくはみ出てこないと感心する。一気には食べられない。私にとってマドレーヌに代わる味だ。